二次創作絵等ブログ。
by aru
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オボロ 参

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不振な気配に辺りを見回すオボロ。
上空の月は相変わらず美しく光を放つ中、緊張の面持ちで相手の出方を伺う。

「!!?」
突如やかましい羽音と共に何かがオボロの肩を掠めていった。
刀に手をかけたまま、オボロは後ろへと飛びのく。
「よう、旅人さんよぉ」
背後からの声。いつのまに回り込んだのだろうか?
振り返るとそこには黄金の光に照らされた褐色の肌の男が一人立っていた。そしてその傍らには先ほどの羽音を響かせながら大きなハエのような生き物が宙に浮かんでいるではないか。
しかもその男の額には角のようなものが見て取れる。
(鬼の子・・・?)
オボロは見たことのない男の風貌に戸惑う。自分の世界ではオボロのような獣人系が一般であり、この鬼の子のような姿のものは今まで昔話にしか出てこない。
それが今、目の前で言葉を話し、存在しているのだ。
はっと我に返り、まわりの景色を改めてよく見ると、なんだか自分の世界とはまた違う雰囲気であることに気づいた。兄の事で頭が一杯だったので、今まで気づかなかったのだ。

(不覚・・・でもこの状況をなんとかするのがどうやら先決ですね)
オボロは鬼の子に向き直り、一礼をする。
「はじめまして。僕はオボロと言います。どうやら僕は妙な所に迷い込んでしまったようなのですが・・・今はそれに答えてくれそうにもないですよね?」
「ハッ!なかなか礼儀正しいヤツじゃねぇか。そうさ、俺らはここら一帯をナワバリとしてる盗賊団さ。そして俺はその盗賊団の頭のカラリッジ!金目のものを置いてけば、命だけは助けてやってもいいぜ?」
「すみません、僕はいまお金は持っていません。そこを通してもらえますか?」
カラリッジはニヤリと笑い、傍にいた大ハエに指示を下す。大ハエは猛スピードでオボロに突進していった。それをひらりと無駄なくかわし、オボロは決心する。



静かな森の月夜の下で、争いが起ころうとしていた。


▼ 続
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by 2-ji | 2009-01-10 15:35 | ▲ 創作キャラ 【New!】
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